キャッシュオンデリバリー

パセリ工場のデザインを変更しました。8月1日から広告表示されるようになってしまって、今までのデザインだとあまりにも広告が目立つものですから。前に比べて読みづらくなっちゃった気はするけれど、広告との共存をかんがえていろいろ検討した結果このデザインにたどり着いたので、もう満足。

広告表示となるポリシー変更のお知らせページでは、やっぱりけっこう批判が出てる。でも、もうここまでインターネットが普及して大半の一般人が表現の場を得てる状況なら、サービス期間も終わりだよなーと思ってます。客寄せ期は終わった。つまりインターネット=無料って考え方はもう古いかなって。だからはてなの広告表示は仕方ないって思うし、もしそれが嫌ならはてなにお金払うなり(いいところがあるなら引っ越すでも)するしかないと思うし、そんな状況のなか僕はお金はかけたくなくてなによりはてな自体やはてなに参加してる人たちがなんとなくすきみたいだから広告表示されてもこのまんまでいいやって思った。

パセリ工場を始めてもう7年?そんなに人のくるところでもなかったし、まして今なんてぜんぜん更新もせずで読んでくれてる方は5人くらいなんじゃないかっていう当ブログですが、それでも愛しい我が居場所なのである。

この、居場所という感じ方について、夏休み中にもう1回くらい書きたい。

イカれ女だー 逃ーげろー

ヤング≒アダルト』を観た。早稲田松竹で2本目。主人公が完璧に頭のイカれた勘違いビッチで、その行動ひとつひとつが痛々しく、つねに胃を締め付けられるような作品でした。「あわわわ…おまえそれ駄目だよ…そんなんじゃおまえ…おいー…」(心の声)

もう、大人になって変になっちゃってる人がいたら、家族でもないかぎり距離を置きますよね。それは自分を守るためでもあるけれど、距離がちかいことで無意識に相手を刺激する(攻撃してしまう)可能性だってあるじゃないですか。そうなると両者ともに損するので、距離を置く一択だと思ってます。頭が変、まではいかなくとも、大人になるといろいろな方向へ価値観が分かれていくから、意見交換をして、「こういう考えもあるかー。自分とは違うけど、なるほど。あるね、あるある」となればいいのに「なんでこいつ考え方ちがうの?許せん!むかつく!てめえ見てやがれ!」となっちゃう人とも、距離を置きたい。僕はそーゆースタンスです。でも、相手が追ってくるんですよねー…!平穏な就業時間よどうか…。

ヤング≒アダルト』の冒頭シーン。ベランダで犬に餌をやる主人公、そのベランダには餌の空き缶が山になっている。プリンターのインクが切れたのでカートリッジにツバを垂らして解決する主人公。なんかMacBookが汚い。など、「こいつ駄目なのが生活からにじみ出てんなー」という描写が見事で、『SRサイタマノラッパー2』と並び、冒頭で主人公のダメさ丸わかりムービーの一翼を担っておりました。

おとなめんどくさーい

おとなのけんか』を観た。早稲田松竹。キャスト4人だけの密室劇を、79分という超短尺でまとめあげたコメディ。すさまじいスピードの中で正確に笑いのツボを突いてくるので爽快感を得つつとてもおもしろかったです。劇場が揺れるほどの爆笑って久しぶりに体験しました。あの上品奥様のゲロ、「そこでー!?」っていう堅物親父の電話をとるタイミング、腰が浮くほど笑ったなー。

おとなのけんかのなにが厄介って、結局のところ理由なんてこどものけんかと変わらないくだらないことであるのに建前や外面を取り繕ろって話をややこしくするところ。「こいつはあの件でむかつく。でもあの件はこいつのほうが正論なのは分かってるから置いといて、とにかくむかつくんだ。くっそ、見てやがれ」というようなことを考えている人がいるとして、「相手=わるい」って結論ありきでなにかべつの突っ込みどころを見つけ、いざ見つけたら鬼の首をとったように争いを起こす。でも、結論ありきの指摘なんて大抵は根拠がガタガタだから、いなされるんだけれど、自分としては元々からむかついてたからひっこみつかずに意固地になる。泥沼。そういう人の被害にあうような社会人生活を送っています!スリリングな毎日!

震撼!新宿タワレコ

ハイ・プレゼント
ジェントル久保田さん率いるビッグバンド『GENTLE FOREST JAZZ BAND』の新譜が出たのでそのインストアライブにくりだした。新宿タワレコ。とても良いアルバムでバンドの勢いもあるなーと思ってるんですけども、この日はバンドメンバー22人全員がインストアの狭いステージに立つという大盤振る舞い。推されてる証拠でしょうか。準備段階から皆さんハンカチで汗をふきふきするくらいの熱気。

まずもってこのバンドが面白いなーと思うのは、フロントマンのジェントル久保田さんのいかがわしさ。「あれ、今日は皆さん給料日なんじゃないですか?お金ありますか?いやーとはいってもですねーやっぱりお金ないですよね。お金ほしい。こうなったらそう、投資信託金利国債FX…円でもドルでも円でもドルでも…私にお金をちょうだいな!」ジャンッ!と胡散臭いセールスマン口調のMCからいつもの流れで曲に入る。そこらへんも含めた完成度の高さよ。そして始まります演奏が爆音でノリのいいビッグバンドジャズ。新宿タワレコの販売スペースがビリビリ振動。痛快でした。途中、とってもキュートな3ボーカルのジェントルフォレストシスターズや、正ボーカル?の浜野謙太氏まで登場し、充実したインストアライブでした。レコ発ライブ行けばよかったなー。

今日も完敗か…試合終了後みんなでカラオケでもいくか

ポケットサッカーリーグ カルチョビット - 3DS
ポケットサッカーリーグ カルチョビット』にどっぷりはまってます。

このゲームはサッカーゲームだけれど試合中に選手の操作はできません。なぜなら監督目線のシミュレーションゲームだから。では何をするのか、人事予算内に収まるよう雇用選手の年俸を気にしたり、戦術を構想しフォーメーションを組んだり、試合中は交代カードを切るタイミングに頭をひねったり…。そーゆーことをします。

試合中に選手たちの課題を監督がぼやく、「そこはドリブルで切り抜けるべきなのに…!」「守備の押し上げが足りない。ラインディフェンスを学べ…!」などなど。それらが『課題カード』として蓄積されて、練習場で選手たちに使うことで特訓することができる。こいつはFWだからシュートやPK練習のカード。サイドDFはマンツーマンやプレスも大切だけど、カウンターで攻撃参加させたいからカウンターとランニングのカードを同時使用で発動するSP特訓『オーバーラップ』も覚えさせよう。段々と選手たちが強くなっていき、思い描いていたチームになる。

フラット3がボールを奪って、サイドアタッカーが前線まで運び込んでパス、攻めの起点を担うトップ下がシュート、こぼれ球をFWがねじ込んでゴール!狙った戦術がハマると3DSの前でついつい吼えてガッツポーズ。操作しないで観てるだけなのに、こんなに声が出てしまうゲームって初めてです。

ネット対戦も充実していて、接続したチームは全て専用サイトにアップされる。僕のチームのページはこちらです

あと面白いなと思ったのが課題カードがけっこう破茶目茶なところで。「気合が足りない。合気道でもやっとけ」「なにから手をつければいいか…とりあえずアロマテラピーでもやっとけ」という、意図がよくわからない特訓でも、けっこう選手たち育つ。極めつけは試合で大負けする時にだけ貰えるレアな課題カードなんですが、その時の監督のぼやきが今回のエントリーの題名です。(この特訓をするとテクニックとメンタルが上昇します)

ぼくのはじめてのおつかい

「嫌だわぁ…歳をとると涙もろくなって。」っていうアレあるじゃないですか、アレを日々実感している人間それが僕です。テレビで『はじめてのおつかい』を観た。おつかい前の母親に見送られているターンでは、気を引くために号泣しているくせに、諦めて歩を進め親が見えなくなったらケロッとしてるガキを見るに「けっ。さっきまでのは嘘泣きかよー。かわいくねーなー」とイライラしてしまうのですが、いざ、トラブル続きのはじめてのおつかいを乗り越え、自宅について親に報告するターンでは「オオォ…おまえ…いい子。おまえいい子な…」と半泣きです。歳を重ねるごとに感動の沸点が低くなるのですね。

僕は自分のはじめてのおつかいについての記憶が残ってて。それは母親から、団地から徒歩5分程にあるスーパー(シズオカヤ)へ買い物を頼まれたんだけれど、たぶん幼稚園かそれぐらいの僕は「お。僕にお使いを頼むのか。やれやれ、とうとう僕もそこまでの域に達したってことかい?」と、けっこう誇らしい感情を抱いた気がする。意気揚々と自宅を飛び出し、いつもは親と歩くスーパーへの道をひとり闊歩する。爽快だね。天気もいい。公園ではいつものお友達が遊んでいるけれど、フフフ今日はキミたちには構ってられないな、なにせ僕は、お使いを頼まれる大人の男なのだから…!と完全に調子にのってたところ、ふと振り返ってみると母親が数十歩うしろからついてきており、僕に発見されて苦笑いしてる。電信柱に手をついて、隠れようかどうしようかしながら苦笑いしてる。その絵が強烈に記憶に残っている。一人前だなんだと調子こいてた僕はプライドをずたずたに引き裂かれたような気がして、たしかこのとき、泣いた。

3DSにはまってます

ニンテンドー3DS アイスホワイト【メーカー生産終了】
2月頃にニンテンドー3DSを買ってからこっち、はまっています。それはゲーム自体が充実してるし良作揃いだっていうのもありますが、3DS自体の仕組みやそれをとりまくサービス、また任天堂という会社からの情報発信のタイミングや質が総合的な娯楽としてエキサイティングなのです。元々ゲームはすきですが、さいきんはあんまりだなって思ってたところ、ゲーム会社含めてハード(本体)のファンになってしまうのなんて、SEGADreamcast以来。

例えば2011年のニンテンドー3DSカンファレンス3DSの値下げ後に公開された岩田社長自らが発信する2012年発売予定タイトルの情報。この圧倒的なボリューム。また、社長自らが発信するという真摯さ。ついつい物真似したくなってしまう岩田社長の人柄のよさそうな喋り。これきっかけで、僕は3DSの購入に踏み切りました。

3DSを買って僕が感動したのは3点。

  • 3DSからネットにアクセスして(ニンテンドーeショップ)安価なDL専用ソフト、ファミコンゲームボーイのソフト、最新ゲームの体験版を手軽にダウンロードできる
  • 一度遊んだゲームなら3DSを閉じてても「すれちがい機能」が動作するから、持ち運ぶのがたのしい
  • フレンド登録すれば対戦や絵日記の交換で交流できるなど、他ユーザーとの交流が広がる

特にフレンドとの交流がうまくできてるなーと思って。絵日記を交換する無料ソフトなんて、人それぞれイラストや字などの個性が分かるし(漢字の書き順までバレる!)、手書きの温かみが感じられて秀逸。

ニンテンドー3DSのコンセプトは「持ち歩く、響きあう、毎日が新しい。」まさにその通り、持ち歩いてすれちがって、フレンドと交流して、日々を新鮮な気分で過ごせるように丁寧に設計されてます。ほんとうにたのしい。