ポール・オースターの『ムーン・パレス』(ISBN:4102451048)読んだ。主人公を取り巻く物語がすべて偶然によって成り立っていて、もうどうにでもしてって感じ。ここまで都合がいいとむしろ気分がいい。 キャラクターがユーモアに富んでてするする読める、これは訳した人の功績なんだろうなあ。特に嘘っくさくて大袈裟な話ばかりするジジイがいいね。 人生なんて普通に語ってもつまらないんだから嘘でも誇張でも何でもありにしてしまえばいいと思った。疑うのなんてつまらない。